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革はヒトと同じく生き物ですので、適度な油分によって、その風合いや質感などのコンディションを保っており、これが抜けるとそのしなやかさ、強度を失ってしまいます。革製品は日頃のメンテナンスをしていただくことにより、より永くお使いいただくことができます。

●革製品のお手入れのポイント

 1. ホコリよく拭きとる

通常は軟らかい布でから拭きをし、ホコリを払うくらいで十分です。

 2. 汚れをとる

水で濡らして固く絞った柔らかい布で、表面の汚れやゴミを拭き取ってください。革製品は汚れが内部に侵入すると取り除くことは困難になりますので、なるべく汚さないように使用し、汚れた時はできるだけ早く取り除くようにししてください。手あかのような汚れが目立ってきたら専用クリーナーで軽く拭き取るとよいでしょう。液状のクリーナーでシミになるような場合は、消しゴムタイプのクリーナー、あるいは食パンの白い部分で汚れを取るくらいにとどめておくこと

 3. 湿気を与えないこと

革製品の大敵は湿気です。革製品は水分を多く吸ってしまうと乾燥時に変形してしまうことがあります。また、濡れている時は、熱にも弱くなっていますので直火やドライヤー、アイロンなどの高温での乾燥も禁物です。もし濡らしてしまったら、吸水性の高いタオル等で表面を軽くたたいて水分を除き、通気の良い日陰で自然乾燥させて下さい。乾いた後は、油分も飛んでしまっていますので、必ず革オイルなどでメンテナンスも行って下さい。

 4. 油分を補うこと

革オイルを柔らかい布で薄く塗り伸ばします。この際、厚塗りはムラの要因となりますのでご注意下さい。オイルは浸透性が高いので薄く塗っても充分に内部組織に浸透します。

 5. 皮革にも休息を与えること


手入れ剤

革製品のお手入れには、汚れを落とすクリーナーや革を保護するクリームなど、用途別にさまざまなお手入れ剤が販売されています。お使いの際は革の種類にあったものを使い、シミやムラなどができないかを目立たない部分でテストすることが必要です。

 1. クリーナー

汚れを落とすために使用します。チューブ入り、ビン入り、エアゾールタイプ(スプレー式)、消しゴムタイプがあります。性質は弱酸性、中性とアルカリ性があり、アルカリ性の場合汚れを取る力が最も大きいのが革の色落ちも大きいので、取り扱いは注意が必要です。他に、汚れ落としとともに防水、つや出し、柔軟効果、防カビ効果、保革効果をうたったものもあります。

 2. クリーム

クリームの役目は、色・つやの保持、保革、防水、汚れ・傷からの保護などです。乳化性、油性、液体、エアゾールタイプがあります。乳化性クリームの主成分は水、油脂、ワックスであり、色に応じて着色剤が加えてあります。ビンやチューブに入っており、色の保持、保革に効果があります。
油性クリームは缶入りが多く、水が入っていないため、つや出し、防水効果が大きくなります。液体クリームは水とワックスからなり、つやを与えるものが多く、エアゾールタイプは使い勝手のよさを目的としています。この他、防カビ剤、保湿剤等が配合されているものもあります。

 3. 保革オイル

ペースト状、液状、半固形、エアゾールタイプがあり、革に柔軟性を与え、革の割れを防止します。

 4. 防水剤

エアゾールタイプが主流で、成分はシリコンやフッ素化合物です。他に、革クリームの中に防水効果を兼ね備えたものもあります。これらを使用する時は、革の種類(動物種ではなく、革の表面仕上げの状態:例えばスエード、ヌバックなど起毛革、素上げ、塗装仕上げなど)に合ったものをお選びください。


 
      革製品の色落ち  保管の注意点