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一般には、成牛皮のように25ポンド以上ある厚く重い皮をハイド(Hide)と呼び、 仔牛皮のように薄くて小さい軽い皮をスキン(Skin)と呼びます。

 銀つき革

一般にスムースと呼ばれ鞣して染色しただけの銀面層(表面)を活かした純正革。本染め革とも呼ばれる厚い革を2枚か3枚にスライスした一番上の1枚目(表面の付いている部分)を銀付き革と言い、2枚目、3枚目をそれぞれ一番床革、二番床革と呼ぶ。

 ガラス張り革

鞣した後、ヌメ革のように木の板ではなく、ガラス板やホーロー板に張り付けて乾燥 銀面に磨き処理(バフィング)、合成樹脂塗装という工程でつくられた革で、美しいツヤがある。樹脂を張らず、磨き上げるだけの場合もあり、それぞれの製品の光沢には差がある。

 ヌバック

生牛革の銀面(表面)を起毛させたベルベット状の革。バックスキンより目の細かいペーパーを使うため毛足が短く、防水性のオイルド・ヌバックがアウトドア・シューズ等に用いられる。NEO(新しい)バックが語源とされる。

 スエード

クロム鞣した牛、山羊、羊等の革の裏面をサンドペーパーでベルベット状に起毛した革で、毛足が短くソフトなものほど上質とされる。 仏語のスウェーデンが名前の由来。

 ベロア

生成牛革の裏面を起毛させた革。スエードよりも粗く、毛足が長く、デザート・ブーツやワラビー等に利用されるが、上質なものはスエードより高価なものもある。

 揉み革

グレイン スコッチ・グレイン・レザー(SCOTCH GRAIN)とも呼ばれ、鞣した後、揉んでシボをつけた革。

 型押し革

鞣した後、銀面に模様を加熱高圧プレス機でプレスした革で 表面のシボが特徴。高級系の革に似せたものも多く、最近のモノは良く出来ていて、一見では判別に迷うものもあるが、人口模様のものもある。

 シュリンクレザー

鞣し工程中に、特別な薬品を使って銀面を縮ませた革で、揉んだ革よりもシボが強調されている。

 エナメル革

クローム鞣し後、銀面に合成樹脂(エナメル/ポリウレタン樹脂)を塗装して光沢を出した革。日本の漆塗りをヒントに考案され、アメリカでパテントが取られたことから、パテントレザーとも呼ばれる。汚れが付きにくく、手入れも簡単だが、寒さに弱く、ひび割れしやすい。タキシードと合わせて履くオペラ・パンプス等に利用される。

 ヌメ革

タンニン鞣ししただけの革で革そのものの味わいがある。上手に使いこむことで飴色に変色し風合いが増すが、色の薄いものは使用方法によって、往々にして黒ずむだけに終わる場合が多い。

 革メッシュ

紐状の革を編んでシート状にしたもので、通気性に富んでいる。1枚状態の普通の革より伸縮性もあり丈夫だが、加工賃分だけ割高である。

 セーム革

山羊や羊などの革を油鞣しして、スエード状に仕上げた革。時計や貴金属を磨くのに利用される。柔らかく、しなやかで洗濯もできる。

 底革

本底用に鞣した革で、普通、成牛革をタンニン鞣ししている。 厚いまま硬く仕上げており、靴の底等に使用される。

 床革

銀面をそいだ残り部分を鞣した革で粗い。樹脂塗料やエンボス加工を施してあたかも銀付き革であるように見せかけ、鞄等に使用されることもあるが、ワイルドな風合いを求めて使用される。床ベロアはクロム鞣しの床革を起毛したもの。


 バックスキン

鹿革(BUCK)の総称で、特に牡鹿の銀面(表面)をビロード状に起毛させたものをさす。

 ボーデッドレザー

表面に軽いしわ加工や型押しを行い、細かな線模様を入れた革。

 オイルドレザー

動物油(主に魚油)でなめした革で、オイルによる撥水性により、水分による劣化が少なく、しっとりとした感触がある。独特の光沢 色むらと粗い表面が特徴。

 モロッコ革

小石を敷いたような独特の模様の革で、山羊革をタンニン鞣したもの。


 
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